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■ 原子 げんし
物質が化学的に元素としての特性を失わない最小の構成単位。陽子と中性子でできた原子核とその周囲を動く電子からなる。原子の大きさは電子の領域も含めるため10-10mぐらいとなる。
■ 元素 げんそ
もともとの意味は「全ての根源となり、それ以上分割できない要素」。鉄や金等、原子番号の等しい原子だけからなる物質を示す場合もある。
■ 原子番号 げんしばんごう
原子核中の陽子の数。陽子の数によって元素の種類、元素の性質(酸やアルカリを加えた時の反応や、酸化させた時の反応等)が決まるので、元素の種類を表す番号ともいえる。
■ 原子核 げんしかく
原子の中心に存在しているもの。原子の質量の大部分は原子核のものである。原子核の大きさは約10-14mで、電荷をもつ陽子と電気的に中性な中性子から構成されている。原子番号Zの原子核は陽子数がZ個存在し、陽子数と中性子数Nとの和を質量数A(=Z+N)という。原子核を構成している陽子及び中性子は核子と呼ぶ。
■ 同位元素 どういげんそ
元素の種類(原子番号、陽子数)が同じでも中性子の数が異なるもの。原子の重さが違う。
■ 核種 かくしゅ
原子番号Z、質量数A、中性子数Nによって決められる原子または原子核の種類。普通は安定あるいは準安定なエネルギー状態にあるものが一つの核種として認められる。核種を意識して表記する場合、元素記号と質量数を記載するが、その場合、準安定なエネルギー状態にあるものは質量数にmやnをつける。(例:Tc-99m)
■ 陽子 ようし
原子核を構成する素粒子の1つ。中性子とともに各種の原子核を構成している。質量=1.67252×10-27kg。+1の電荷を持っている。
■ 中性子 ちゅうせいし
原子核を構成する素粒子の1つ。ニュートロン(nとも書く)という。電荷は0、質量は1.6749×10-27kgで、陽子や(陽子+電子)よりも重い。単独の状態では不安定で、半減期12.5分でβ崩壊して陽子に変わる。原子番号0として扱われる事もある。
■ 電子 でんし
原子核とともに原子を構成する素粒子の一つ。原子核のまわりを回っている電子を軌道電子(殻電子または束縛電子)といい、単独で存在している自由電子とは区別されている。電子は電荷を持ち、静止質量はme=9.1094×10-31kg(陽子や中性子の約1 / 1800)である。電子には陰電子(e (-))と陽電子(e (+))の二種類があり、陽電子は正の電荷をもっているが、通常電子といえば、陰電子のことを示す。
■ 陽電子 ようでんし
陽電子は正の電荷をもっている電子。β+崩壊の時に発生する。陽電子は陰電子と衝突すると消滅し、二本のγ線を放出する。
■ ニュートリノ
中性微子とも呼ばれ、記号νで表される。電荷を持たず、静止質量は電子の質量よりも小さい素粒子。物質との相互作用は殆どない。原子核がβ線を放出する際、ニュートリノも一緒に放出する。
■ 軌道電子 きどうでんし
原子核のまわりを一定の軌道を画いて運動している電子。軌道には原子核に近い方からK、L、M、Nと名付けられ、原子核に近い方がエネルギー準位が低いとされている。
■ 電荷 でんか
粒子が帯びている静電気の物理量。陽子は1.60210×10-19C(クーロン)、及び電子は-1.6022×10-19Cの電荷を帯びている。この電荷量をeで表すが省略される事も多い。