放射線防護研究センター

安全に、そして安心して放射線を利用するためには、科学的な根拠に基づいた放射線取り扱いの規制や管理が重要です。放射線防護研究センターでは、まず、環境中の放射線や放射性物質によって、あるいは放射線の利用にともなって、人や環境がどれほどの放射線を受けるかを調べています。

また、どれほどの放射線が、人や環境にどれほどの影響をおよぼすのかについて、その仕組みの解明と定量的な評価を目指しています。さらに、これらの研究成果を取りまとめて、放射線の影響についての理解を促進し、より合理的な規制に反映させるための情報発信を行っています。活動の範囲は国内に留まらず、国際原子力機関からは研究協力センターの指定を受けています。その他にも、放射線の生物影響に関する国連科学委員会、国際放射線防護委員会、世界保健機構、経済協力開発機構等と密接な連携を取りながら、放射線影響の解明と、より合理的な規制を目指す総合的な研究拠点としての活動を進めています。

放射線防護研究センター組織図(放医研について)

放射線の影響の解明とより合理的な規制を目指して

医療や様々な分野の産業を通じ、人と放射線が接する機会が増えています。一方で、航空機の利用や宇宙への進出等により、人が自然界にもともと存在する放射線や放射性物質にさらされる機会も増えています。こうした中で、放射線が人と環境へおよぼす影響を解明することが、強く望まれています。

放射線防護研究センターでは、自然界にどのような形で放射線が存在するのか、環境中で放射性物質はどのような挙動を示すのかを調べ、どれほどの線量を被ばくすればどれほどの影響が現れるのか、という観点から定量的に検証しています。

また、低いレベルの放射線に対して生物が意外な反応を示す場合があることが分かってきました。このような応答を理解することは、基礎研究として興味深いばかりでなく、低い線量の放射線のリスクを考えるうえで非常に大きな意味を持っています。

これらの研究成果を取りまとめて放射線規制に反映させるとともに、人々に正しく伝えることにより、放射線・放射性物質に対する安全・安心に繋げる努力を行っています。

研究プログラム

発達期被ばく影響研究プログラム

充分なデータがない胎児・こども期における放射線被ばくによる発がんリスクや、寿命短縮等への影響に関する情報を、動物実験によって提供することを目的とし、研究に取り組んでいます。

リスク低減化研究プログラム

放射線障害の発生機構を明らかにすることにより、放射線リスクを評価することを目標として、低線量放射線の生体に対する影響のメカニズム研究を実施しています。

規制科学研究プログラム

国際的な課題や、放射線の影響として人々の関心の高い課題について、科学的な根拠のある信頼性の高い情報を、過不足なく正確に伝えることを目指しています。

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