お知らせ

平成13年11月20日

重粒子線がん治療装置等共同利用研究募集


1.応募の締切りと宛先

平成14年度重粒子線がん治療装置等共同利用研究の課題を募集します。応募される方は、必要書類に記入の上、期日までに下記の共同利用研究推進室までお届けください。

締切り: 平成13年12月26日(水)(必着)
宛先: 〒263-8555千葉市稲毛区穴川4-9-1
放射線医学総合研究所
加速器物理工学部内
共同利用研究推進室 (担当:村上)

(電話) 043-251-2111 (内線) 6588
(FAX) 043-251-1840
(e-mail) himac_phy@nirs.go.jp

郵送の際は、表に「共同利用研究課題応募」と朱書してください。またご質問等も上記、共同利用研究推進室までお願い致します。

実施期間は当該年度だけ(単年度)であり、自動的に継続にはなりません。前年度に同じテーマで課題を採択されているグループも、当該年度に「継続」として応募して下さい。

2.共同利用研究に使用できる装置

現在のところ、共同利用研究に使用できる装置は重粒子線がん治療装置(HIMAC)だけです。その他の装置(サイクロトロン、RI施設等)は、共同利用の体制が整備されておりませんので、共同利用研究に利用することは出来ません。これらの装置の使用を希望される方は、所内の利用グループと相談してください。

重粒子線がん治療装置(HIMAC)に於て、利用できる照射室は「生物照射室」、「物理・汎用照射室」、「二次ビーム照射室」、「中エネルギービーム照射室」の4室です。治療室を共同利用研究に利用することは出来ません。HIMACは火曜日から金曜日の昼間(7時から21時)は臨床試験に使われております。共同利用研究は月曜日から金曜日の夜間と土曜日に実施されています。

HIMACに関する資料の抜粋をこの募集要領の最後に添付いたしました。ご不明な点は「共同利用研究推進室」までお尋ねください。

3.研究課題の種類

研究課題は「治療・診断」、「生物」、「物理・工学」の三つの班のいずれかに分類されます。課題の内容にもっとも適したカテゴリーを選んで申請書にチェックして下さい。但し、審議の段階で不適当と思われる場合は、放医研側でカテゴリの変更を行ないます。

HIMACのビームを直接利用する課題は生物、または物理・工学のどちらかとなります。治療・診断の課題で、研究の一部としてビーム照射が必要な場合は、その部分を別途、生物の課題として応募して下さい。治療・診断の課題の応募書類には、生物の課題としても応募していること、及び全体の計画の中での位置づけ、また生物の課題の応募書類には、治療・診断の課題の一部であること、及びその具体的な内容を記述して下さい。

4.共同利用と装置共用

HIMAC共同利用研究の内、「生物班」と「物理・工学班」に該当する課題については、「共同利用」と「装置共用」の二つに分類されます。

「共同利用」は放医研の設置目的(独立行政法人放射線医学総合研究所法)に関連した研究をさします。装置共用は上記の定義に含まれない研究です。

装置共用の場合は原則として利用料を負担していただきます(具体的な利用料金の額など、詳細は共同利用研究推進室へお問い合わせ下さい)。但し、「研究成果が公開される課題は原則として利用料を免除」します。

  • 「研究成果が公開される」とは、研究の進展に伴い速やかに、広く一般の研究者が知りうる方法で、その研究成果を公表することである。
  • 具体的には、研究報告書や研究雑誌に論文として投稿すること、学会、研究会等において口頭発表を行うことがこれに当たる。

装置共用の場合の応募も共同利用と同様に行なっていただきます。申請者が装置共用であることを希望する場合は、その旨、申請書に記入して下さい。但し、申請者が共同利用を希望しても、放医研が指定した場合は装置共用となる場合があります。また、利用料を免除するか否かは放医研が決定します。採択の結果を通知する際に、これらの条件もお知らせいたします。

「装置共用でかつ利用料を免除されない課題」については、報告書の提出等の義務はありません。

装置共用の課題の審議や採択も、共同利用と同様な基準で行ないます。すなわち、自然科学研究や工業的技術開発の一環として意味があり、かつHIMACを使う必然性があることが条件です。この説明に必要な内容については、課題申請書に記述して頂く必要があります。

5.採択方法及びマシンタイムへの応募

申請のあった課題について、「重粒子線がん治療装置等共同利用運営委員会の研究課題採択・評価部会」で審議を行ない、その報告に基づきセンター長が採否を決定いたします。採択の結果は課題申請者に通知されます。また予算(後述)が使用可能な場合にはその旨の連絡がなされます。

採択された課題の実施期間は当該年度だけ(単年度)です。次年度も引き続き行う場合は「継続」で申請して頂き、前年度の成果等を考慮に入れて審議されます。原則として継続は2回まで(一つの課題は3年間を越えない)です。この年限を越えて研究を継続することは問題ありませんが、4年目に応募する場合は、それまで3年間の研究結果をまとめた上で、これからの研究計画を新規課題と同様に記述して下さい。現在、研究を実施している場合は、研究課題番号が「11」の番号で始まる課題がこれに該当します。

採択された課題の申請者には、マシンタイム部会からマシンタイム募集の連絡が行われますので、それに応募してください。平成13年度同様、平成14年度も2回に分けて募集が行なわれる予定です。

共同利用研究を実施するに当たっては、所内規則等に基づいた色々な手続き、装置等を利用する上での制限があります。これらの必要な手続きがとられない場合や、所内規則に重大な違反が認められる場合は、年度途中であっても研究の遂行を取りやめていただく場合があります。必要な手続き等は研究内容によってそれぞれ違いますので、共同利用研究推進室にお問い合わせ下さい。

6.研究に伴う予算措置及び旅費

当該年度の課題として採択され、研究上必要であると認められれば、全体の予算の範囲内で予算措置(物品購入、及び共同利用研究員(後述)に対する旅費援助)が講ぜられます。課題が採択されたとしても「研究経費内訳」が認められたわけではありません。

予算はあくまで放医研の予算として、所内対応者(後述)により執行されます。備品等の管理も原則として放医研で行ないます。予算を使用している課題については、随時、所内対応者から予算の使用状況等を報告していただくことがあります。

7.研究成果の発表等

年度末に研究の成果に関する報告書(または途中経過の報告)を提出して頂きます。また口頭での成果発表会を行なうこともあります。

共同利用実験で得られた成果の発表に関しては、以下の原則に従ってください。

(1)原著論文の第一報においては、放医研の共同研究者(必ずしも所内対応者だけではない)を、本人の同意の上、共著者として含める。共同研究者は共著者にならない選択権も有する。

(2)第二報以後は当事者間で協議して決定する。

(3)原著論文の謝辞(acknowledgement)中に「放医研重粒子線がん治療装置の共同利用の一環として行なわれた」事を明記する。英文の場合は「Research Project with Heavy Ions at NIRS-HIMAC」を使用する。

(4)学会における口頭発表等も、原著論文に準ずる。

8.研究参加の身分と組織構成

放医研外の研究者の方が共同利用研究に参加するためには、放医研においてなんらかの身分が必要です。客員研究員、研究生、実習生等の身分で参加することは可能です。平成14年度にこれらの身分で登録されていない、あるいは登録する予定のない方は、「共同利用研究員」の委嘱手続きをするために、同封の「共同利用研究員申請書、承諾書」を応募書類と共に提出してください。共同利用研究員の身分は該当する研究が持続する限り最長3年間有効です。共同利用研究員には予算の範囲内で旅費が支給されます(別紙参照)。

課題申請者の方には、その課題のスポークスマンとして、必要な手続きや申請課題の追加説明などの連絡係をつとめていただきます。所外の方が「課題申請者」になられる事は差しつかえありませんが、少なくとも一人は放医研の職員を研究分担者にして「所内対応者」として下さい。

原則として、大学院生、あるいはそれと同等以上の研究歴を持った方が共同利用研究員になることができます。学部4年生は実習生になって下さい。実習生には旅費は支給できません。実習生は、所内対応者を通じて事前に手続きを行なってください。

身分が何であるかに関わらず、実験に参加して放射線管理区域内で作業をするためには、放医研で放射線業務従事者の登録を行なう必要があります。また、動物を使った実験、RI実験、遺伝子操作を含む実験では、別途手続きが必要です。必要な書類は課題が採択された後に送付されます。

9.応募書類

必要な応募書類は以下の通りです。申請書の用紙はコピー等を利用されて差し支えありません。

  1. 平成14年度重粒子線がん治療装置等共同利用研究課題申請書
  2. 研究計画詳細
  3. 研究経費内訳
  4. (共同利用研究員になる場合は)放射線医学総合研究所共同利用研究員申請書及び承諾書(共同利用研究員申請書が期日までに揃わない場合は、後から提出されても結構です。)
申請書用紙(ダウンロードしてご利用下さい)
重粒子線がん治療装置等共同利用研究課題申請書 (PDF 276KB)
Proposal for Research Project with Heavy Ions at NIRS-HIMAC
放射線医学総合研究所共同利用研究員申請書及び承諾書 (PDF 96KB)
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