薬剤室のご紹介

痛み止めの薬を使用する前に

(1)ご自分の痛みを医師に伝えましょう。

『痛み止めの薬』を適切に使用することにより、ほとんどすべての"がんの痛み"をとることができます。痛み止めの薬を使った治療法は、世界的に効果が認められており、日本でも厚生労働省、医師会や学術団体などが普及活動をしております。この治療法で"痛み"をとるには、医師が患者さまの"がんの痛み"について正確に知る必要があります。"がんの痛み"は患者さまご自身しか感じることができません。"がんの痛み"をがまんすることは良くないことです。ご自分の痛みを正確に医師に伝えて下さい。

◎がんの痛みの強さについて

  1. 痛みで夜どの位眠れないか。
  2. 痛みで日常生活がどの位制限されているか。
  3. 今までに体験した痛みと比べてどの位の痛さか。
  4. もし薬を使っていたら、どの位効いているのか。

などをご自分の言葉でありのままに医師、看護師に伝えて下さい。

◎がんの痛みの性質について

  1. いつから痛いのか。
  2. どこが痛いのか。
  3. どんな痛みか。
    (押さえつけられるような、重苦しい、たまらない、恐ろしい、耐え難い、不愉快な、疲労感の強い、張ったような、うずく、さしこむ、焼けるような、突き抜けるような、電気が走るような、しびれるような、ヒリヒリ・ピリピリする、脈打つなど)
  4. いつも痛いのか、ときどき痛いのか。
  5. どんな時痛みが軽くなったり、強くなったりするのか。
  6. 痛むことで何が不安か。
がんの痛みは、検査をしてもわかりません。がまんしないで痛みについて話して下さい。

などをできるだけ正確に医師、看護師に伝えて下さい。


(2)痛み止めの薬について正しい知識を持ちましょう。

モルヒネなどの痛み止めの薬について患者さまを惑わすような間違った情報があります。たとえば次のようなものです。

  • 痛み止めの薬は、身体に悪い。
  • 痛み止めの薬は、副作用が多い。
  • 強い痛み止めの薬を使うと後で効く薬がなくなる。
  • モルヒネを使うと命が短くなる。
  • モルヒネを使い出すとやめられなくなる(中毒になる)。

いずれも科学的根拠はなく、間違った情報です。とくにモルヒネは、いろいろな剤形や安全で有効に使う方法が開発され、命を縮めるような心配は全くありません。長い間モルヒネを使い普通の生活を送られている患者さまも大勢います。また、痛みのある人が治療のためにモルヒネを使っても中毒になることはありません。必要がなくなれば安全にやめることもできます。

痛み止めの薬は、医師が説明したことを守って、正しく安全に使いましょう。

『痛み止めの薬』を飲んでがんの痛みがなくなれば、食欲もでて、よく眠れるようになり元気を回復することも出来ます。

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