画像診断について

MRI検査(おおむね30分から40分)

MRI検査は、強い磁石と電磁波を使った検査です。従って、金属製品は持ち込めません。不整脈などのために心臓のペースメーカーが入っている場合には、検査ができません。ごく最近、アメリカでは、MRI検査でも問題の生じないタイプのペースメーカーが開発されているようですが、日本ではまだ一般的ではありません。脳の動脈瘤のクリップは、以前は磁石により動いてしまうので危険でできなかったのですが、最近はチタンなどのように磁石に反応しないタイプに変わってきており、問題のないものも出てきました。手術した医師にあらかじめ問題ないかどうかを聞いてきていただけると、検査ができる場合があります。危険性がある場合には、もちろん、検査は行いません。

実際の現場で問題になる金属製品は、上記のほかに次のようなものがあります。

補聴器、金属ワイヤー入りブラジャー、財布、硬貨、入れ歯、銀行カード、ホットカイロ、酸素ボンベ、腕時計、骨折治療用の体内金属、磁気治療テープ、ピン留め、アイシャドー、金属のジッパー、ベルトの大きな金属バックル等。

いずれも検査に影響したり、壊れたりするので、はずしていただくことになります。アイシャドーが濃い場合は、拭き取っていただくことになります。入れ墨のために、火傷が生じたり、入れ墨の色が薄くなったりすることが、まれにあるようです。事前に承諾していただくことになります。体内金属は、はずすことはできませんので、医師が問題ないかどうか、検討することになります。補聴器、時計は、壊れてしまいますので、注意してください。また、最近問題になっているものに、色つきコンタクトレンズ、狭心症用の添付剤があります。とにかく、異常を感じたら、すぐに担当者に言う、もしくは連絡することが大事です。病院を受診される場合には、装飾品類をつけず、化粧類も軽くして、簡易な服装で来られることも大事なことではないかと思います。

MRI検査は、放射線を使うわけではなく、副作用はほとんどありません。騒音と長時間(20分〜50分)寝ていなくてはならないことがMRI検査の最大の問題です。騒音は、コイルの振動のために生じます。工事現場みたいな騒音です。最近は、静かな器械も開発されてきました。コイルを真空のケースに入れるという方法で騒音を減少させています。

造影剤は、喘息を誘発するケースがあったり、発疹がでるケースが知られていますが、X線CT検査の時の造影剤と比較してかなり少ないです。造影剤はX線CT用の造影剤とは種類が全く異なりますが、注射ですので、ショックの可能性が絶対には否定できません。すなわち、薬を体内に入れる限り、ショックが起こる可能性は常にある、という認識のもとに検査をしております。

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