適応となっている疾患について

4. 治療の流れ


  1. 初診:
    眼球腫瘍に対する当院での治療の方法としては、まず紹介していただいた病院からの資料や外来受診時のCTやMRI画像などをもとに、治療適応の有無を判断します。適応があると判断されたら、治療の準備に入ります。
  2. 眼科入院:
    当院からご紹介する眼科の先生にお願いして、他院眼科に3日ほど入院のうえ、眼球表面にチタン製リングの縫着術を受けていただきます。これは計画時と治療時の眼球方向や腫瘍位置再現のため、本治療を希望される方には必須の準備となります。
  3. 準備入院(当院):
    固定具の作製を行います。当院の歯科にて作成した個別のマウスピースを装着した状態で、熱可塑性の樹脂を使って頭部を固定します。後日、その固定具をつけた状態で治療計画用CTを撮影します。この時、眼球の方向を固定するために、点光源を見つめてもらいながら撮影するという方法を用いています。このCT画像を用いて、治療担当医が照射すべき領域を入力し、その領域から腫瘍の形状に合わせた照射器具(ボーラス、コリメータなど)を作成します。準備入院期間中に治療の説明ならびに同意の確認(インフォームドコンセント)を改めて行います。説明をお聞きいただいた上で、キャンセルすることも可能です。
  4. 治療入院(当院):
    治療前日に入院していただき、実治療の一連の流れを確認するためのリハーサルを行います。翌日から治療開始となります。治療回数は4回です。重粒子線治療は週4回(火、水、木、金)ですので、火曜日に開始して金曜日に終了できるように日程を調整します(治療期間4日間※)。照射そのものは痛みや熱感などの刺激を伴うものではありません。照射室に入って、治療台に乗っていただいたら、担当技師による位置合わせが始まります。治療計画用CTの撮影と同じように、点光源を見つめてもらいながらレントゲン撮影を行ない、眼球の向きを確認します。通常15分程度で位置合わせは終了します。
    治療開始の際には、担当医師がマイクを使って声をおかけします。この担当医師の指示に従い、点光源を見つめた状態で治療を行うことになります。1回の治療に要する時間は5〜10秒です。

        *速やかな治療開始が望ましいケースなど、火曜日以外に
         開始した場合には治療期間が7日間になります。

眼球腫瘍に対する重粒子線の線量分布


部位や腫瘍サイズによっては、水晶体や視神経乳頭を避けた照射が可能です。

治療前後の画像診断

治療後にも病巣の大きさはあまり変化しません。ほとんどの患者さんが、わずかに縮小する程度です。


  1. 当院を受診していただくに際して

  2. 眼球悪性黒色腫について、まず理解していただきたいこと (治療の目的・予想される副作用)

  3. 眼球悪性黒色腫に対する治療の適応

  4. 治療の流れ

  5. これまでの治療成績

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