適応となっている疾患について

2. 眼球悪性黒色腫について、ご理解いただきたいこと

一般に悪性黒色腫という病気は皮膚や粘膜に生じる悪性腫瘍の一つで、転移の発生率も高く、治癒を得ることの難しい病気の一つとされています。幸いにして、眼球内に発生するものについては、小サイズの病変として発見される場合が多いこともあり、転移の発生率は比較的低く、治療前に転移がなければ治癒の可能性は十分にあります。治療の最大の目的は「眼球内の病変を治すこと」になります。

重粒子線治療では、眼球内病変の部位やサイズが小さい場合は、視力の温存が可能な場合もあります。しかし実際に視力を温存できるのは一部の患者さんのみです。病気が発見されるきっかけとなる視力低下をはじめ飛蚊症、歪視などの視機能に関する症状は、本治療後に悪化する可能性が高いです。また、眼球を残したまま治療可能であることが本治療の最大の強みですが、まれに治療後に重度の緑内障が生じ、その痛みにより、眼球摘出せざるを得ない場合もあります。

腫瘍を治すことを最優先し、眼球の温存を図りながら、条件の良い患者さんについては視力の温存も目指す、という方針で治療を行っています。

なお、重粒子線治療では、対側の眼球や全身への影響はありません。


  1. 当院を受診していただくに際して

  2. 眼球悪性黒色腫について、まず理解していただきたいこと (治療の目的・予想される副作用)

  3. 眼球悪性黒色腫に対する治療の適応

  4. 治療の流れ

  5. これまでの治療成績

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