適応となっている疾患について

5. 治療成績 (膵がん)

1.術前照射

2004年から2011年までに術前照射として29例の治療を行いました。現在まで、照射後の有害事象としてGrade3以上の反応が2例(肝膿瘍、門脈狭窄)に認められました。これらはすべて手術後に認められ、重粒子線治療との直接の関連性はないものと考えられました。切除を施行した21例のうち、術後に局所再発を来した症例は一例もなく、5年生存率は51%と優れた成績でした。

膵がん局所進行

2007年から2011年までに切除不能局所進行膵がん64例の治療を行っており、現在も線量増加試験中です。Grade3以上の有害事象として、血液毒性2例、腫瘍内感染1例、胃潰瘍1例が認められました。線量増加に伴い局所制御率が向上し、長期生存が得られる症例が増えてきています。全症例の2年生存率は33%であり、このうち比較的高い線量(45.6GyE以上)を照射した36例では2年生存率64%と良好な治療成績が得られています。

※上記のデータは2011年7月現在のものです

参考資料

  1. 当院を受診していただくに際して
  2. 膵がん治療の現状と重粒子線治療への期待
  3. 治療の適応と方法
  4. 膵臓がんに対する重粒子線治療の手順の説明
  5. 治療成績
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