肺がん:適応となっている疾患について

2.重粒子線治療の手順

肺癌に対する重粒子線治療の手順を順番に説明します。

1)外来受診

紹介状を持参して、当人が外来を受診します。
紹介状、資料を参照し治療対象としての適格条件を満たしている場合は、検査のための入院手続きをとります。

2)入院

診断および病期の確認

  • 持参した病理標本を当院の病理医が再確認します。
  • 病期の確認、適応条件を満たしているかを再確認いたします(CT / MRI / 骨シンチおよびPET)。
  • 治療の同意を得るため、治療効果、副作用などに関する説明をします。
  • 臨床試験は、あくまでも自由意志での参加ですので、説明をお聞きいただいた上で、キャンセルすることも可能です。

治療の準備

  • 気管支鏡で照射の目印とするための金属マーカーを挿入します。
  • 固定具の作製をします。
  • 治療計画用CTを撮影します。
  • 治療のルハーサルを行います。

治療

  • 照射そのものは痛みや熱感などの刺激症状を伴うものではありません。
    照射室に入って、治療台に乗っていただいたら、担当技師による位置合わせが始まります。
    通常15分程度で位置合わせは終了します。
    技師から治療を始めるという合図があり、 照射時間そのものは2〜3分で終了します。
    入室から退室までの時間は、通常30分以内となります
    治療日は、祭日などがない時は週4回(火、水、木、金)治療が行われます。

重粒子線治療の流れ

入院
原則として入院治療となります。

適応(適格性)確認
説明と同意と日程の説明

<説明と同意>
初診又は入院時に一度、治療に関する説明を行います。
その後、最終的に適応が決定(1〜2週以内)した後、説明と同意(インホームドコンセント)を行います。説明後、同意書に署名、捺印をいただきます。
(署名、捺印後でもキャンセルは可能です。患者さんへの説明文書参照。)

↓

(治療計画の実施)
マーカーの挿入
固定具作製
治療用CT撮影

↓

(治療の実施)
リハーサル・治療

↓

退院

↓

経過観察

治療後は定期的に入院あるいは外来で検査します。
通常2年間は約3月毎に検査を受けていただきます。


固定具の作製風景

* 傾斜(20°ぐらい)した体位で固定されることが多いので苦痛を覚えた場合は遠慮なく申し出てください。

右下肺葉原発扁平上皮癌に対する炭素線の線量分布

炭素線72GyE照射後の腫瘍反応 : 左(治療前)、右(治療後)



当院を受診していただくに際して

  1. 重粒子線治療の適応
  2. 重粒子線治療の手順
  3. これまでの治療成績
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