適応となっている疾患について

頭頸部がんに対する治療

頭頸部領域のがんでは、従来の放射線治療では難治のがん、部位的に外科手術の難しいがん、治療により機能や美容上の損失が大きいがん等が重粒子線治療のよい対象となると考えられています。

頭頸部がんに対しては、1994年6月から1996年2月まで、「頭頸部 Phase I/II 臨床試験」が行われ、18 回/6週間の分割回数で、皮膚および粘膜の耐容線量の確認が行われました。続いて、1996年4月から1997年2月まで、今度は治療期間を短縮し、16回/4週間の分割回数で「頭頸部 Phase I/II 臨床試験」が行われました。これら2つの試験結果を踏まえ、1997年4月から「頭頸部Phase II 臨床試験」が開始され、2003年11月からは先進医療へと移行しています。

現在行われている治療は、唾液腺、鼻・副鼻腔、咽頭、口腔など頭頸部領域の、主に非扁平上皮がんを対象としています(他治療が困難な鼻副鼻腔あるいは聴器原発の扁平上皮がんについては治療適応としています)。

代表的な組織型である腺様嚢胞がんではこれまでに230例を超える治療実績があり多くが切除非適応であるにも関わらず5年局所制御率、全生存率はそれぞれ73%、71%の成績が得られています。その他の組織型のがんでも局所制御率は70%前後の成績が得られています。

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