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医療の現場でも放射線による検査や治療を受けますし、健康診断でも胸部や腹部のX線写真を撮ります。このように診断や治療の目的で受ける被ばくを医療被ばくといいます。放射線の健康への影響に対する知識があまり普及していないことから、放射線の線量に関係なく「放射線を受けた」というだけで「がん」や「染色体異常」など、過度に不安を覚える方も多くいらっしゃいます。しかし一般での医療レベルにおいて放射線被ばくによる急性障害、晩発障害の症状をきたす線量の放射線を被ばくすることはほとんどありません。皮膚障害など急性障害を起こす線量、白内障など晩発影響を起こす可能性のある線量など、被ばく線量が非常に高いレベル(数百〜数千ミリシーベルト)については発症の可能性も認められますが、胃や腸の透視の線量など微量の放射線(数ミリシーベルト以下)では人体に何らかの影響が認められたケースはこれまでに確認されていません。実際に治療を受けた医師や診療放射線技師に使用した機器の仕様・放射線量を聞き、人体の健康に影響を及ぼさないレベルであることを確認して、過度な不安を払拭することが望まれます。
※日本の場合、医療で受ける放射線の量は、国民一人当たりにすると年間で平均約2.4ミリシーベルト近くになっています。
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