緊急被ばく医療研究センター
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平成27年8月26日、放医研は新たに高度被ばく医療支援センターに指定されました。
旧三次被ばく医療機関と高度被ばく医療支援センターの機能は概ね同様です。
以下の「三次被ばく医療機関」は、「高度被ばく医療支援センター」と読み替えて下さい。

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question answer

日本の「緊急被ばく医療」の現状はどうなっていますか?

平成11年9月30日に茨城県東海村のウラン加工工場において発生した臨界事故を契機に原子力災害に対する対策の強化を図ることを目的として、平成11年12月に「原子力災害対策特別措置法」が制定されました。平成13年6月には「緊急被ばく医療のあり方について」(原子力安全委員会原子力発電所等周辺防災対策専門部会)が報告され、人命の視点を最重要視し、原子力施設の従事者と周辺住民等を分け隔てることなく、被ばく患者を平等に治療しなければないとし、緊急被ばく医療に従事するすべての関係者が適切な研修・訓練を受けることにより、被ばく患者の診療に不安を感じずに、円滑かつ迅速に患者を診療できる体制を構築することを提言しています。

原子力緊急事態発生時には下図のような、実効的に機能する体制を迅速に組織することが必要です。

被ばく患者の応急処置及び周辺住民への初期対応を担う事業所内、避難所などの医療施設や外来診療を行う近隣の医療機関は緊急時の「初期被ばく医療機関」として機能します。また汚染の残存が危惧され、相当程度の被ばくをしたと推定される患者が転送される「二次被ばく医療機関」においては、全身除染、汚染創傷の治療、汚染状況及び被ばく線量の測定、血液・尿などの検査・分析が行われます。さらに放射線被ばくによる障害の専門的診療が必要とされる高線量被ばく患者が転送される国立大学付属病院等の学際的に高度専門治療を施す地域の中心となる医療機関は放射線防護協力機関等と連携し、地域の「三次被ばく医療機関」群を形成します。地域の三次被ばく医療機関はその地域ブロック内の医療機関間における被ばく患者の搬送、技術協力などの調整を行います。

独立行政法人 放射線医学総合研究所は、この地域三次被ばく医療の機関群と相互に連携・協力し、緊急被ばく医療の中心的機関として機能します。原子力災害時には「緊急被ばく医療派遣チーム」を現地に派遣し、より専門的医療が必要とされる被ばく患者の診断・治療にあたり、高度専門的な除染を実施します。また、全国の専門的被ばく医療機関群に対して必要な支援及び助言を行い、実効性あるネットワークを構築するなど、平常時から緊急医療体制の充実を図っています。

「原子力施設などの防災対策について」
「原子力施設などの防災対策について」(原子力安全委員会)より


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