「知のアーカイブ」公開に向けて

  放射線医学総合研究所(放医研)は、大気圏内核実験由来の放射能による環境汚染とそれによる被ばく影響に関する国民の関心の高まりを大きな契機の一つとして1957年に設立されました。以後50余年、我が国では、人々が受ける線量の評価ならびに低線量影響評価の観点での調査研究等、原子力と放射線の利用に伴う環境に関する分野、人の健康影響に関する分野等の研究開発成果が蓄積されてきました。放医研は、終始その中心的役割を果たしてきました。
  現在、東日本大震災をきっかけとして発生した東京電力福島第一原子力発電所の原子力災害以後、環境に放出された放射能による健康影響に関する問題が、あらためて大きな社会的関心を呼んでいます。
  本アーカイブでは、放医研でこれまでに蓄積されてきた調査研究の成果の中から、今日の日本社会が直面している、環境放射能とそれによる被ばくの問題を理解する際に参考になると思われる内容のものに絞って項目を選び、分かりやすく取りまとめてみました。
  本アーカイブが、環境中の放射能とそれによる健康影響の問題の理解に少しでも役立つなら幸いです。
知見の再整理・活用事業助言委員会委員長 稲葉次郎

「知のアーカイブ」とは

1)日本人の放射線に関するデータを出来るだけ無加工な状態で公開しています。
  ・これまで放医研が行った実験研究や調査により得られたデータです。
2)評価された線量の数値に関しては、研究結果発表当時のままとなっています。
  ・ICRP2007年勧告に準じた線量換算値とは若干異なる可能性がありますので、参考文献の発表年等をご確認ください。
3)研究の内容は「概要」と「詳細」とに分かれています。
  ・「詳細」の記述にはやや専門的な表現や略語を用いておりますが、専門外の方でもご理解いただけるものと思います。
  ・「概要」「詳細」の記載内容は、「文献」にリストした放医研職員の著作物等にて公表されております。
  ・当該分野の総説ではありませんので、研究者におかれましてはオリジナル文献へのガイドとしてご利用ください。
4)東電福島第一原発事故の状況を客観的に把握するためにもご利用いただけます。

※コンテンツにつきましては随時追加・内容更新していく予定です。
※記載内容や文献引用に関してお気づきの点等がございましたらarchive@nirs.go.jpまでご連絡ください。
   なお参考文献そのものに関するお問い合わせは、著者でなければわかりかねますのでご容赦ください。

コンテンツの取り扱いについて

1)本アーカイブは、「知のアーカイブ執筆者」(一覧として表示)が執筆した資料を基に、知見の再整理・活用事業助言
  委員会の助言等を受けつつ、放射線医学総合研究所が取りまとめたものです。そのため、文責は放射線医学総合研究所
  にあります。
2)本アーカイブ中、別途出典を明示した部分以外については、出典として本アーカイブ名および放射線医学総合研究所
  名を明示していただければ、無償で自由に引用することができます。
3)本アーカイブ中、別途出典を明示した部分の利用については、著作権法の趣旨を踏まえ当該著作権者にご確認下さい。

What's New

2012年11月9日 所外向け公開